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SPECIAL INTERVIEW [菰野出身の「花匠」が語る。「花は人と人を結びつけるもの」] 佐々木 直喜さん

Vol.002

佐々木 直喜さん

佐々木 直喜さん
経歴:
1967年8月21日生まれ。三重郡菰野町出身。
23才の時、生家の花店を継承し、新生「こもの花苑」をオープン。同時にフローリストとしての活動を本格的に開始。

1993年 JFTDジャパンカップ4位、2003年JFTDグランドチャンピオン選手権大会優勝。 2004年 第11回インターフローラ ワールドカップ オーストラリア メルボルン大会5位。 2006年 国際フローラルアート年鑑で、最優秀賞であるベルギーゴールデンリーフを受賞。

今回のインタビューゲストは、佐々木直喜さん。一昨年、ベルギーの出版社が主催する「フローラルアート年鑑」で最優秀賞にあたる「ゴールデンリーフ」を受賞。三重から誕生した、世界的フローリストにお話をうかがいました。

今や世界の花匠である佐々木さんですが、スタートはご実家のある菰野町の花店でいらっしゃるんですね?

今から17年前、23才の時に両親から「フローリスト こもの花苑」を継承しリニューアルオープンしました。改装時から“看板のない花屋”です。親には反対されましたが、『ウインドーを飾る季節の花たちが、看板なんだ』って啖呵を切って(笑)。
現在も、同じ場所で“看板は掲げず”営業しています。
作品の制作発表は東京をはじめ世界各国でさせて頂いていますが、あくまでここが「ヘッドオフィス」。美しい自然や見慣れた風景の、三重のこの地を拠点に、世界へ花の心を発信することが信条です。

「ミス日本」グランプリを勝ち取った萩 美香さん

同時にフローリストとしての道を本格的に歩まれる訳ですが、「生けること」との出逢いのきっかけを聞かせてください。

ある方の作品との衝撃的な出逢いがきっかけです。
人の真似ではない「自分の花」を創りたいという思いがありました。花の力で人を喜ばせる、人を幸せにする時間と空間の提供が、私の仕事であると。
花を贈られた時に感じる、喜びや幸せをさらに高める花を生けたいと言う気持ちですね。花に魂を入れていくんです。そうすると、花たちが感動の気持ちをもって語り始める。
花道とは、花の力で人を幸せにするための精神を追求する、終わりなき旅だと捉えています。

ブライダルフラワーにも、特別の思いがおありになるとか?

以前手がけた印象的なものでは、初冬に開かれた披露宴の会場中を、リンゴをテーマにした装花で埋め尽くしたことがあります。
一歩会場に入ると、新郎新婦がプランニングした「テーマパーク」がそこにある様な。そんな、驚きと喜びに満ちた異空間をフラワーデザインで表現したいですね。披露宴のブライダルフラワーの依頼だと、ワクワクしてスタッフに任せられず、自分で全部やりたくなって(笑)。

佐々木さんにブライダルフラワーをお願いできた方は、まさしく人生の幸せものですね。では、最後に近々のご活動についてお聞かせください。

今秋、ベルギーの出版社(Stichting Kunstboek社)から、全世界に向けて発売される写真集の作品創りを行っています。世界屈指のフラワーデザインの写真集を発行する出版社で、日本人では初出版となりますので、今は全身全霊をかけて作品と向き合っています。

「花は人と人を結びつけるもの」「花に魂を入れる」。
佐々木さんのフラワーデザインとは単なるデザインワークではなく、花と精神を結ぶ幸せの魔法のツールだと感じました。
今秋の写真集の発刊を心より楽しみにしています。

フローリスト こもの花苑
ヘッドオフィス:
三重県三重郡菰野町菰野1337-6 TEL(059)393-1351

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